ヤクルト・池山監督のモットーは「人は気持ちで動かしていく」 今の時代に合った1軍監督
「DeNA2-3ヤクルト」(27日、横浜スタジアム)
ヤクルトが逆転で開幕戦を白星で飾り、今季から指揮を執る池山隆寛監督が初勝利をつかんだ。0-1の二回に「8番・二塁」で開幕スタメンに抜てきされた3年目の伊藤が逆転1号2ランを放つと、1点リードの五回にはサンタナが右越えに1号ソロを放って加点。自身初の開幕投手を務めた吉村は5回1/3を5安打7三振2失点と力投した。
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人情味にあふれた指揮官だ。今季初めて1軍で指揮を執るヤクルト・池山監督の熟練のタクトは実に味わい深い。
発想は極めて柔軟。「人にはそれぞれカラー(色)がある」。これが貫いてきたポリシーだ。“ブンブン丸”の異名通り豪快なフルスイング、強打が売りの遊撃手だった現役時代。華がありファッションセンスも抜群で、アイドルのような人気者だった。個性を磨いてきた若かりし時代も、大事にしている証しだろう。
野球の技術や理論を選手に押しつけることは絶対にない。例えば試合後、報道陣の取材で特定の選手を批判することもない。モットーは「人は気持ちで動かしていく」。データや数値をフル活用する近代野球も受け入れ尊重する。ただ根底にあり大切にしているのは情熱や感情。選手のハートを揺さぶり、機嫌よくプレーさせることを心がけている、ように感じている。
いわば“モチベーター”だ。選手やコーチ陣のモチベーションを高め、チームを一つにまとめる。選手の色や個性を重要視。今の時代に合った1軍監督と言っても過言ではない。(デイリースポーツヤクルト担当・伊藤玄門)





