巨人・ドラ1竹丸 球団史上初の新人開幕星 阪神打線に堂々6回3安打1失点5K「めっちゃうれしいです」

 「巨人3-1阪神」(27日、東京ドーム)

 最高の景色を前に、巨人ドラフト1位・竹丸(鷺宮製作所)は心の底から笑った。「めっちゃうれしいです」。試合よりも緊張したお立ち台で、満点の笑顔を見せる。64年ぶりの新人開幕マウンドで、球団史上初となる開幕星。6回3安打1失点5奪三振で、創設92年の伝統に新たな1ページを加えた。

 虎党の父に連れられて初めて見たプロ野球は阪神戦。「何か不思議な感じでした」と阪神の応援を背に、伝統の一戦でスタートを切った。四回に犠飛で1点を許すも、対戦を心待ちにしていた佐藤輝は3打数無安打。仕事を果たすと、阿部監督から「君はすごいな」と肩をたたかれた。

 竹丸の野球人生は決してスター街道ではなかった。小学2年から始めた野球。不思議と怒られた記憶はあまりない。「試合に出ないと怒られないんですよ。試合に出てミスをしても何も言われない、やっぱりダメか…と」。思い返せば、日陰ばかりを歩いてきた。

 分岐点は広島・崇徳高、最後の夏。竹丸は背番号「10」で戦い、甲子園には届かなかった。「純粋に試合にも出ていないし、楽しいっていうのはなかったですね」と野球は辞めようと思った。だが、恩師・応武篤良監督(享年64)から城西大の練習参加を勧められ、「行ったら入部することになっていました」と思いがけずに、道は続いた。

 昔も、今も欲があるわけではない。だが、コツコツ積み重ねてきた日々が大舞台につながった。表情一つ変えずに投げきった79球から、ようやくスポットライトを浴びた東京ドームの夜。竹丸の物語はここからだ。

 ◆竹丸 和幸(たけまる・かずゆき)2002年2月26日生まれ、24歳。広島県出身。179センチ、76キロ。左投げ左打ち。投手。崇徳、城西大、鷺宮製作所を経て25年度ドラフト1位で巨人入団。大学までエース経験がなかったが、社会人で体力強化して成長。

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