山梨学院の菰田は試合後に病院へ 「守る時は痛いが大丈夫」と気丈に話す 左手首を添え木で固定の痛々しい姿 一塁守備で打者走者と交錯し途中交代
「選抜高校野球・1回戦、山梨学院5-3長崎日大」(22日、甲子園球場)
山梨学院のプロ注目の二刀流、菰田が一塁守備で左手首付近を痛めた。六回の守備から退き、勝利後のあいさつでは笑顔を見せたが、左手首付近は添え木で固定された。
試合後、吉田監督は「選手にけがが出てしまったのでそこが心配です」と表情を曇らせた。インタビューを受けた菰田は「守備で守る時は痛いが、まだ大丈夫かなと思います」と状態を説明。「守るだけで少し痛かったので、無理をしないようにと言っていただいたので、自分で痛いですと言ったんで代えていただきました」と話した。この後に病院で受診する予定だと明らかにした。
山梨学院は五回の守備で、2死一塁でゴロを処理した三塁手がファンブルし、あわてて拾い直した一塁送球が本塁方向にそれた。一塁の菰田は飛び込むようにして送球に食らいついたが、その際に打者走者と交錯。左手のファーストミットが吹き飛び、菰田は左手首付近を押さえるようにしてその場にうずくまった。一度は騒然とした場内が沈黙して心配そうに見つめる中で、治療を受けに一時ベンチへ下がった。
その後、菰田は左手首にテーピングを巻いて再びグラウンドへ。球場内に大きな拍手と「頑張れー」の声援が響いた。
菰田は一塁の守備位置に就き、内野手からの送球を受けて痛めた箇所の状態を確認。ミットでボールを受けるたびに顔を少ししかめたが、2死一、三塁で試合は再開した。その後、六回の守備からベンチに退いた。
菰田はこれまでも走者と交錯することはあったとしたが「こんなに痛いのはなかった」という。今回のプレーについては「送球も悪かったけど、本当にしかたない。野球にけがはつきもの。(ぶつかった長崎日大・平野から)『ごめん』っていう言葉は来たんですけど、気にせずその後プレーできていたので。本当によかった」と話した。
投打の二刀流として注目される菰田はこの日、「2番・一塁」で先発出場。初回の第1打席で左翼へ先制のソロ本塁打を放った。五回にも左前打を放っていた。





