沖縄尚学3年・仲間夢祈 憧れ初聖地で先制打「楽しかった」4強の父、昨夏Vの従兄弟 夏「実力で勝ち取って活躍したい」
「選抜高校野球・1回戦、帝京4-3沖縄尚学」(19日、甲子園球場)
こんな、素敵な景色だったんだ-。開幕戦の一回表、沖縄尚学・仲間夢祈外野手(3年)が1番打者として踏んだ、初めての甲子園の土。父が、従兄弟(いとこ)が、そしてタイガースの選手たちが躍動してきた。胸いっぱいにその空気を吸い込んで、雰囲気を堪能した。
父・芳博さんは2001年に宜野座のエースとしてベスト4に貢献。従兄弟の宜野座恵夢さんは昨夏の優勝メンバーだ。父からは「楽しんでこい!」、宜野座さんからは「1番は、初球を絶対振れ!」と、LINEでアドバイスをもらった。
1打席目こそ凡退したが三回1死二塁、仲間は帝京先発・仁礼のまさに初球を捉えて左中間突破。先制二塁打で、結果を残した。
宜野座村で育ち、毎年2月には阪神のキャンプを楽しみにしていた。折に触れ開催された野球教室にも参加、当時、投手だった仲間は西勇輝の指導が思い出。「同じ甲子園でやれることがうれしかった」と笑みを漏らした。
ただ、夏春連覇が途絶えたことで「楽しかった」だけでは終われない自分にも気づいた。
「あと1点を取れなかったことは、末吉に申し訳ない」。また今回は、“神宮枠”で得た出場権でもある。「父のベスト4は超えられなかったけど、(父は)夏も出てる。今度は実力で甲子園を勝ち取って、活躍したい」。憧れの地を、次は自分の庭として暴れ回ってみせる。
◆仲間 夢祈(なかま・いぶき)2008年6月22日生まれ、17歳。沖縄県宜野座村出身。183センチ、78キロ。右投げ右打ち。外野手。小学1年から野球を始め、宜野座中1年時に全国大会出場。沖縄尚学では昨秋の九州大会からレギュラー。50メートル走6秒3、遠投90メートル。




