栗山英樹氏 憧れ原氏からの祝福「いまだにこうやって応援してもらえるっていうのは本当に感謝」【一問一答】
野球殿堂博物館は15日、今年の野球殿堂入りを発表し、指導者としての実績も考慮する「エキスパート表彰」で日本代表監督として2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制覇した栗山英樹氏(64)を選出した。有効投票数の75%となる当選必要数を1票上回る114票を集め、ただ一人選出された。選手としての功績で選ぶ「プレーヤー表彰」、アマチュア関係者も含め球界の発展に寄与した人物を選ぶ「特別表彰」では誰も基準に届かなかった。
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-野球殿堂入りの率直な気持ちは。
「本当にすごいこと。まさか自分がっていうのはいまだに、正直言えばありがたいことではあるが、入っていいのかなと。僕でいいんですかっていう思いがある中で、もし喜んでいただけるなら、すごくうれしいことだなって今もその瞬間も思う」
-憧れの原さんからお祝いの言葉。
「本当にこの忙しい中に、僕のためにわざわざこの時間に来ていただいて。物語はつながっていくんだなっていうのは、中学校の時に(当時東海大相模の)原さんに会ってから背中を追い続けて、初めて巨人戦で声をかけてもらった時も『頑張ってるなー』って言ってもらった事も忘れない。そして監督になって初めての日本シリーズが巨人だった。敗れはしたけど、あの時みんなの前で原さんに久しぶりに会えた事、何か子供に返った時ような感覚とか、WBCの時もいろんな相談をした。僕にとっては目指す星だったから、いまだにこうやって応援してもらえるっていうのは人として本当に感謝している」
-指導者として大切にしていたポリシーは。
「自分が監督になってからも、監督業が自分に全うできるのかと、いつも戦いながらという感じではあった。その中で一つできるとすれば、自分がうまくいかなかった選手の代表として、選手にとっていやだっていう事は辞めようって。例えば、プロに入った時に内藤(博文)さんが2軍監督だったんだけど、テストで(プロに)入って当時は誰もこっちに向かない中で、常に最後の最後まで寄って見てもらっ ↘↖ た。そうことがいかに大事だっていうのは肌で感じていたし、そういった思いはすごくある」
(続けて)「内藤さんになかなか監督になった頃にお会いする事がなかったけど、やっと、1年目に監督をして優勝した後にお会いした。喫茶店でごあいさつしてる時に、トイレにあったほうきを持って来られて。もう体の具合があまり良くはなかったが、バッティングを僕に教えてくださった。僕も『現役は終わったんですけど』って言えない状況で、ずっと僕にバッティングを教えてくれている姿に涙した。そういう人の思いは大事にしなきゃいけないなと思った」





