巨人・田中将は律義 若い頃の気持ちに「戻った」王氏ら先輩あいさつ待ち 楽天・浅村と名球会総会に初参加

 日本プロ野球名球会の総会が16日(日本時間17日)、米ハワイ州ホノルルの「ハワイ プリンスホテル・ワイキキ」で開かれ、巨人・田中将大投手(37)、楽天・浅村栄斗内野手(35)が初参加した。浅村と会の30分以上前に姿を見せた田中は、入り口の前に立って同会の顧問で、ソフトバンクの王貞治球団会長(85)ら、往年のレジェンドスターにあいさつ。珍しい光景には巨人・坂本らから驚きの声も上がった。

 ホテルスタッフのような立ち居振る舞いに、レジェンドOBらが驚き握手を交わす。王氏や、投手では佐々木主浩氏、前ヤクルト監督の高津臣吾氏…野手ではアレックス・ラミレス氏ら、そうそうたるメンバーが次々に会場到着。田中、浅村の姿に驚く中、坂本も同級生の姿を不思議がった。

 「なんでそんなところに立ってんの?」

 「名球会1年生だから、まずは先輩方皆さんにあいさつをしないと」

 直立不動で続くやりとりに、周囲には自然と笑顔が広がる。和田一浩氏からも「そんなこと誰もしていなかったよ?」と驚かれたが、田中自身もプロに入った頃の原点を思い出していた。「10代、20代前半で対戦した先輩たちがたくさんいらっしゃったので」と明かし、「その時の気持ちに戻った」と笑った。

 田中は今季の最終登板、9月30日の中日戦で日米通算200勝を達成。浅村と2人、名球会入りした。王会長は「まだまだやるって言うんだよ。どこまでやれるか、やるって言ってたから」とやりとりを明かし、「彼らが頑張ってくれることで、若い人も頑張ってくれるんじゃないかな」と、見せる背中に期待する。

 実績、実力ともに球界のトップを走る右腕だが、レジェンドOBには「本当、とにかく緊張、緊張します。こういう気持ちになるのも久しぶりだと思いました」と充実の表情。「ハワイに来る直前までもそうですし、練習をずっとやってますから」と、多忙のオフでも野球中心の日々を過ごす。来季は38歳を迎えるシーズン。“復肩”を狙う。

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