楽天・村林 10年目で大台1億円突破!6700万増「1年目でクビになると思うくらいすごい世界に入ったと」

 楽天の村林一輝内野手(28)が1日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み、倍増以上となる6700万増の年俸1億2500万円でサインした(金額は推定)。飛躍の一年でついに突破した大台。「1年目でクビになると思うくらいすごい世界に入ったと思ったので、想像できていなかった」。10年目でつかんだドリームだ。

 チームのために、がむしゃらに戦った結果だった。144安打で初タイトルとなる最多安打を獲得すると、三塁手でベストナインにも選出。主戦場だった遊撃から移った今季だったが、ひたむきに努力を重ねてゴールデングラブ賞を獲得するなど「成長」を示した。

 大阪・大塚高からドラフト7位で入団。年俸は500万円だった。「やっている時は何が正解か分からない」と手探りながらも前に進んできた。常に「野球がうまくなるためにはどうしたらいいか」を考え、長い2軍生活で作り上げた土台は飛躍の基盤となった。

 プロの扉を開いた時から25倍となる昇給を勝ち取り、ご褒美はこれから検討するという。長く、タフな一年を振り返り「精神的に成長できた。野球選手は苦しい時が8割、9割。ちょっとだけですけど、メンタル面的に褒めてあげてもいいのかな」と笑みを浮かべた。

 「来季はキャリアハイを頑張って出したい」。チームの顔として目指すは、優勝のみ。覚悟を持った村林の成長はもう止まらない。

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