巨人・丸 FA加入の松本剛に負けん 外野争い「すごくいいこと」来季2000安打達成&日本一貢献へ
巨人の丸佳浩外野手(36)が30日、都内の中高生放課後居場所施設を訪問する「丸メシプロジェクト」を開催。食事、ゲームなどで子どもたちと触れあった。日本ハムからFAで松本剛外野手(32)が加入したが、激化する外野手レギュラー争いを歓迎。定位置をつかみ取って残り71本となった通算2000安打の早期達成と、チームの日本一に貢献する思いを語った。
松本の加入、若手の突き上げ。激しくなる外野手レギュラー争いを丸は「すごくいいことだと思います」と受け止めた。「僕も当然アピールします。アピール合戦に負けないように切磋琢磨(せっさたくま)して、それぞれが伸びていければ理想」と語った。
あと71本と迫った通算2000安打。「個人の記録がどうこうってのは意識してないとはいえ、早く達成することイコール、チームへの貢献になる」。結果を残すことこそ、チームの躍進につながる。早い段階で金字塔を打ち立てる思いだ。
この日は都内の恵まれない子どもたちと触れあった。食事会に備えて、午前の自主トレ後は昼食を抜いて訪問。一緒に唐揚げを揚げ、みんなで食べた。活動は今年で5年目。1安打、1四死球ごとに1万円の寄付も行う。今季はケガもあり、87安打40四球で127万円の寄付となった。
「しょぼい。非常にしょぼい。情けない。反省しきりのシーズン」と振り返り「今年に関しては離脱の分もあってなかなか貢献できなかった。来季しっかり頭から出られるように頑張ろうって、また改めて思いましたね」と決意を新たにした。
2000安打達成の先にリーグV、日本一を見据える。「来年19年目になりますけど、まだ一度も達成できてないですし。年数を重ねていけば重ねていくほど、余計日本一になりたいって思いは増していく」。レギュラーとして、チームを頂点に導く。





