王貞治氏「長嶋茂雄さんは永久です」お別れの会で呼びかける「私ほど幸せな男はいない」
「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が21日、東京ドームで開催された。6月3日に肺炎のため89歳で死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督を悼み、多くの球界、メディア界、スポーツ会、芸能界などの関係者が参会した。「関係者の部」では盟友のソフトバンク・王貞治球団会長(85)がお別れの言葉を述べた。
王さんは「お元気ですか?この言葉が不謹慎であることは承知しています。長嶋さんの笑顔を見て他に言葉はありません」と語りかけ、「我々の心の中には明るい太陽のような長嶋さんが生き続けてくれると確信しています」と伝えた。
現役時代を振り返り「一緒に16年プレーをさせていただきましたが、華やかな姿、グラウンドでの素晴らしいプレー、でも我々は影の長嶋さんの苦労を知っています。何もなく、あれだけのことをできるわけありません。日夜、野球に没頭して頑張られたことを知っている我々としては本当に野球人とどうあるべきか教えていただきました」と感謝した。
巨人で通算106回のアベック本塁打を放った球界の歴史を燦然と彩った“ON”砲。1965年から不滅のV9(9年連続日本一)を達成し、強力なタッグを組んで巨人軍の黄金時代を築いた。先に旅立った盟友を「特別な存在」と感慨深げに明かしたこともあった。
自身が高卒で入団した当初から、長嶋さんは巨人の主力選手として君臨していた。ファンの記憶にも残る絶大な存在感を示した特別な選手。その背中を追いかけ続けた。ミスターを励みに刺激を受けて“世界の王”となった。
盟友として、「私は16年間一緒にプレーさせていただき、常にそばで見させていただきました。私ほど幸せな男はいないと、強く思っております。多くの皆さんに慕われ、憧れ、本当に太陽のような人でした。人間って、常にあんなに明るくいられるだろうか。勝ち負けにこだわった我々の世界でしたが、ファンの人がどう思うか、ファンの人がどう喜ぶかとプレーしていたと聞き、この人には叶わないなと思いました」などと思いを語った。
締めくくりには「長嶋さんの笑顔を見て、長嶋茂雄さんは永久です。多くの皆さんが思っている思いを代表してお伝えして、私のお別れの言葉とさせていただきます。どうぞ、いつまでも私たちの心の中に生き続けてください。長嶋さん、ありがとうございました」と感謝の言葉を送った。




