ソフトバンク・城島CBO ドラ1指名の佐々木麟太郎と面会 「大事な渡し物」米国訪問し当たりクジ手渡す
ソフトバンクの城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO、49)が4日(日本時間5日)、米国のスタンフォード大を訪れ、ドラフト1位指名した佐々木麟太郎内野手(20)に指名あいさつした。面会後に「人を引きつけるリーダーシップみたいなものがある」と好印象を語った。
城島CBOは「今回は指名したというあいさつだけ。スタンフォード大学への敬意もある。彼はここの選手だから、来季ここでプレーするわけで、結果的にお騒がせしている」と語った。
本人と直接話をし、「すごく前向きな子。彼は英語も勉強しながら、学業もしっかりやって、野球もしなければならない。こういう経験をすることが自分の人生を豊かにすると前向きに捉えていた」と印象を語った。
自らが引き当てた交渉権確定のくじを持参し、本人に届けた。「大事な渡し物を(持ってきた)。その場にいた王会長と私のサインを書いて、彼を引いた当たりくじを渡しに来た。それが大きな目的。これをもらったことで、何も思わなくていいからねと。僕らの隠し玉ではないからね(と話した)」と語った。
今後は待ちの姿勢だ。大学の野球シーズンは6月まで続き、来年7月にはメジャーリーグのドラフトの指名対象選手となる。来年、佐々木が大学で活躍すればするほど、大リーグへの道が開かれることになるが、城島CBOは「それでも欲しいと。ドラフト1位を、来てくれない可能性がありながら指名したのが僕らのメッセージだし、彼への評価だと思っている」と熱意を示した。
佐々木はスタンフォード大を通じて、「今回ソフトバンクホークスに指名をしていただいたことは大変名誉な事と思っています。また私に対して興味を抱いていただいた全球団に対しても心から感謝を申し上げます。プロの世界で活躍する事は私の夢であります。そのためにも今はスタンフォード大学の授業と来年のシーズンに全力で集中をしています。良い将来となるよう引き続き全力で頑張っていきます」とコメントした。





