「幕張のランディ・ジョンソン」ロッテ・吉川が3回完全 サブロー新監督「左が少ないんで」成長に期待
「ロッテ紅白戦、白組0-1紅組」(1日、都城)
ロッテは1日、宮崎県都城市で行っている秋季キャンプで紅白戦を開催し、紅組先発で3年目の吉川悠斗投手(20)が3回をパーフェクト、打者9人から4三振を奪う好投を披露した。
「真っすぐ主体で、ちょっと変化球をまぜられたらな、くらいのイメージ。三振も取れていた」
185センチ、82キロと細身の左腕。投法や三振を奪う姿に、黒木投手コーチはメジャー通算303勝のレジェンドになぞらえ「幕張のランディ・ジョンソン」と命名した。本人は「ただ左で背が高いから…」と苦笑い。「(ランディ・ジョンソンのように)なれたらいいですね」と控えめに話した。
2022年度育成1位で入団。今年7月に支配下登録され、8月21日の楽天戦(ゾゾ)で初勝利を挙げた。サブロー監督も「左が少ないんで、吉川も出てきてくれたら助かります」と期待する。
この秋の目標を「体づくりを継続していくのと、ピッチングではクイックや球の出し入れで、もう一つ二つレベルアップできたら」と誓う。厳しい秋季キャンプで鍛え上げ、本家ランディに一歩でも近づいていく。




