国学院大・当山 リーグ戦初完投初完封 今春は左肘痛の影響で苦しむも「楽しく投げられた」

 9回2安打無失点の好投を見せた国学院大・当山渚(撮影・開出牧)
 2安打完封勝利を挙げガッツポーズを決め天を仰ぐ国学院大・当山渚(撮影・開出牧)
 2安打完封勝利を挙げ鳥山泰孝監督(右)から祝福されガッツポーズを決める国学院大・当山渚(左)=撮影・開出牧
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 「東都大学野球、国学院大1-0中大」(7日、神宮球場)

 1回戦3試合が行われ、国学院大が中大との投手戦を制した。最速149キロ左腕・当山渚投手(4年・沖縄尚学)がリーグ戦初完投初完封勝利を挙げた。青学大は来秋ドラフト上位候補・鈴木泰成投手(3年・東海大菅生)が完封で駒大に先勝。亜大は東洋大を下した。

 127球目に最後のアウトを奪うと、当山はかみしめるように拳を握った。打線が3安打に封じられた中、2安打完封で勝利を導いた。

 「気持ちは入っていたんですけど、頭の中はすごく冷静だった」とキレのある直球を軸に六回まで無安打投球。七回2死から初安打を浴びるも「打たれた時のことを想定してた」と動じることなく残りのアウトを奪い、9つのゼロを刻んだ。

 今夏甲子園では母校の沖縄尚学が初優勝。「見ているだけで奮い立たされた」と後輩たちに刺激を受けた。今春は左肘痛の影響で苦しんだが「監督から『健康に投げられる幸せを感じて楽しみなさい』と言われて、楽しく投げられた」。社会人野球を経てプロ入りを目指す左腕が、悔いなくラストシーズンを完走する。

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