日本ハム・新庄監督「来年が勝負」V決意表明 5年目続投発表一夜明け「6位、6位、2位、2位と来たので、願望は1位、1位」
日本ハムは6日、エスコンフィールドで練習を行い、5日に来季の続投が発表された新庄剛志監督(53)が決意を語った。レギュラーシーズンの最終盤までソフトバンクと優勝争いを繰り広げたチームの成長に手応えをにじませ、就任5年目の優勝へ「来年が勝負。約束を果たすまで全力を尽くしたい」と誓いを立てた。
気力はさらにみなぎっていた。新庄監督は開口一番、「来年から10年契約で監督させてもらいます」と笑顔でジョークを一発。「6位、6位、2位、2位と来たので、願望は1位、1位」と、優勝への思いを口にした。
就任から4年で、着実に階段を上がってきた。今季はソフトバンクと終盤までし烈な優勝争い。「完璧には出来上がってはないけど、ファンの希望、期待を裏切らないチームはできた。まあまあ、早かったんじゃないかな」とうなずいた。
元々は3年単位だった自身の基準も変化した。手塩にかけた選手が育っていく楽しみ。チャンスを与え、経験を積んだ若手が、多くの主力となってチームを支えている。「僕の人生、5年に変えてもいいかな。生きていたらそういう区切りも変わってくる」と、続投への要因になった。
就任5年目は、満を持して頂点をつかみにいくシーズンになる。「来年が勝負」と断言。「約束を果たすまでは全力を尽くしたい。やる限りはファンのために優勝することと、選手たちがたくさん年俸をもらって。指導者になれる選手もたくさんいるから、そういう指導もしていかないと」と、なすべき責務を受け止める覚悟を示した。
続投が発表され、すっきりとポストシーズンへ。11日からのCSファーストSでは、オリックスを本拠地で迎え撃つ。来季のリーグ制覇を心に誓いながら、まずは2位からの日本一に挑戦する。





