現役引退の楽天・岡島豪郎が涙の中前打 八回に代打で登場 ラスト打席に本拠地は熱狂の渦、ファンもらい泣き 引退セレモニー予定から引退試合を敢行
「楽天-西武」(4日、楽天モバイルパーク)
今季限りで現役を引退する楽天の岡島豪郎外野手が八回、代打で登場。試合後に引退セレモニーを迎える中、中前打で惜しみない拍手を浴びた。
同点で迎えた八回だ。岡島がネクストで準備を始めた。名前がコールされると、大歓声に包まれる。顔をゆがめ、涙をこらえながら立った打席。最後は中前打を記録した。
さらに九回には右翼の守備に就き、再び本拠地に大歓声。無死一塁では左翼へ守備位置を移した。
岡島は白鷗大からドラフト4位で楽天に入団。楽天一筋で14年間プレーし、2013年には「1番・右翼」として定位置をつかみ、球団初のリーグ優勝&日本一に貢献した。度重なるケガにも泣き、昨季は31試合の出場にとどまり、今季はここまで1軍出場がなかった。
この日は早朝からフラワースタンドが設置された。13年のリーグ優勝&日本一メンバーからも続々届けられ、主将だった松井稼頭央さんや巨人・田中将、ヤクルト・嶋ヘッドコーチらからのフラワースタンドで球場はカラフルに彩られた。
また中島、村林、黒川、太田らスタメンメンバーも登場曲に、岡島のこれまでの登場曲を使用するメドレーで打席に向かうなど、後輩らに愛された男へ粋な演出が待っていた。





