中日 育成出身・松山 岩瀬、藤川に並んだ!セ1位タイ46セーブ目「気を緩めず一個一個積み上げていく」
「阪神2-4中日」(28日、甲子園球場)
八戸学院大時代は無名。育成入団からはい上がった中日・松山が、岩瀬仁紀、藤川球児と名だたるクローザーたちと肩を並べた。セ・リーグタイ記録となる46セーブ目に「まだ振り返る時じゃない。気を緩めず、一個一個積み上げていく」と、25歳の剛腕に守護神の風格が漂った。
1-2の九回に打線が逆転。急きょ巡ってきたセーブ機会にも「登板するまでのプロセスはいつも通りできた」。1死後に安打を浴びても動じず、最後は佐藤輝を155キロで空振り三振。おなじみのマウンド上での鬼気迫る表情は、一転して柔和な笑顔に変わった。
23年6月、支配下昇格時に「九回をゼロに抑える立場になりたい」と背番号「90」を選択。順調に階段を上り、3年目でつかんだ抑えの定位置を「絶対に離さない」との強い気持ちで腕を振ってきた。残り2試合。まず狙うは日本人投手未到の47セーブ目だ。





