日本ハム・若林が涙の引退会見「幸せな野球人生でした」 宮西、中島、清水優からの花束に晴れやか笑顔
今季限りでの現役引退を26日に発表した日本ハム・若林晃弘内野手(32)が28日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で会見に臨んだ。8年間のプロ生活を振り返り「いいことも悪いこともあったが、幸せな野球人生でした」と感慨を込めた。
神奈川・桐蔭学園高から法大、JX-ENEOS(現ENEOS)を経て2017年度ドラフト6位で巨人入団。内外野を守れるユーティリティー選手として、21年には96試合に出場した。24年3月に日本ハムに移籍。今季は5試合の出場にとどまっていた。
両太もも裏や血行障害など、ケガに悩まされてきた。今月中旬に球団と話し合い「満足できるプレーができない」と引退を決断した。
この日のイースタン・リーグのヤクルト戦(鎌ケ谷)が引退試合に。人柄を表すように、球場には30人以上の選手や関係者からの花が届いた。引退の連絡をした際のことを問われると、言葉に詰まり「お世話になった先輩はたくさんいたので」と涙。巨人時代の原辰徳元監督には「原さんの起用法が、プロの世界でこうやっていきていけばいいんだと示してくれた。プロで8年間できたのは原さんのおかげ」と感謝した。
今後については「詳しいことは決まっていないが、ケガや多くの失敗を経験してきた。後輩や野球界で僕の失敗を繰り返してもらわないためにも、指導であったり、野球界に貢献できていけたら」と抱負。会見後には、宮西、中島、清水優から花束を贈られ、晴れやかな表情を見せた。




