DeNA・藤浪 移籍後初勝利でお立ち台「素直に嬉しい」本拠地ファンから大歓声浴びる ピンチ連続も「ああいう場面を抑えてこそプロ野球の醍醐味」
「DeNA2-0中日」(31日、横浜スタジアム)
DeNA・藤浪晋太郎投手が移籍後2度目の先発で、7回4安打無失点3四死球9奪三振と好投。2022年9月23日の広島戦以来、1073日ぶりのNPB白星を手にした。
藤浪対策で再び左打者8人を並べた中日に対し、3回まで完全投球。初回を投げ終え、NPB通算1000投球回(373人目)を達成した。
四回以降は毎回ピンチの連続だったが、粘りの投球。ピンチ脱出のたびに雄たけびをあげ、気迫で乗り切った。
藤浪はヒーローインタビューで「素直に嬉しい。横浜のファンの前で勝ったのが嬉しいです」と第一声。ハマの藤浪として本拠地初登板で結果を残し、ファンの大歓声を浴びた。
「余計なことを考えず、目の前の打者だけ1イニング1イニング重ねていった。何とか粘れてよかったです」と振り返り「苦しい場面はあったが、ああいうところは自分もマウンド上で楽しめていた。ああいう場面を抑えてこそプロ野球の醍醐味、一番楽しいところ。見ててお客さんも楽しいところだと思うので、しっかり抑えられて、粘れてよかったと思う」と胸を張った。
この日は大阪桐蔭の後輩、松尾とのバッテリー。「前のトバさん(戸柱)もそうですし、きょうの汐恩もそうだが、すごく自分のことを引っ張ってくれていろいろ助けてくれて。汐恩も自分の10個下とは思えないぐらいしっかりしてて。メチャクチャ引っ張ってくれてすごく助かりました」と感謝。それを聞いたベンチの松尾がお立ち台に向かってVサインする姿がビジョンに映り、大きな歓声に包まれた。
最後にファンへのメッセージを求められ「後半からの加入なんで。もうどんな形でもチームに貢献できればと思ってます。なんでもやりますし、どんな形でも一生懸命腕を振るのでこれからも応援宜しくお願いします」と話した。





