巨人が1点差敗戦 打順組み替えも10安打で2得点 新4番岸田3安打&適時打も5番キャベッジがブレーキ
「阪神3-2巨人」(30日、甲子園球場)
巨人は新4番の岸田が奮起するも、投手の四球が失点に絡む流れを断ち切れず敗戦。首位・阪神との差は、再び今季最大タイの15ゲーム差となった。
巨人先発・井上は初回先頭の近本に四球を与えると、1死二塁となって森下に中前への適時二塁打を打たれて先制点を献上。同点で迎えた三回も1死から中野への四球を起点に1死一、三塁とされて、佐藤輝に右前適時打を浴びて勝ち越しを許した。
打線が再び同点に追いついた直後の五回も、先頭の近本に四球。1死を取ったところで井上は降板となった。ただ、2番手・船迫も2死満塁と攻められると、熊谷に押し出しの四球を与えて勝ち越し点を奪われた。井上は4回2/3を4安打3失点だった。
打線は、これまで不動の4番だった岡本が18年以来、7年ぶりに3番に座り、岸田が球団の第96代となる4番を務める新打順で臨んだ。1点を追う二回、その4番・岸田が先頭で中前打。2死一、二塁となってリチャードの左前適時打で同点に追いついた。
再び1点を追う展開となった五回2死一、二塁では、三回の第2打席も安打を記録した岸田が左翼線へ同点の適時二塁打を放ち、新4番のバットが打線をけん引。だが、5番・キャベッジが2度の得点圏に走者を置いた場面で凡退するなど、あと1点が奪えなかった。





