DeNA・入江 九回2死からの悪夢「自分のストレートに対して過信」

 「DeNA2-3阪神」(26日、横浜スタジアム)

 悪夢のような暗転だった。九回2死一塁、守護神・入江が大山に痛恨の逆転2ラン。くしくも27歳の誕生日、許してはならない一発を浴びた背番号22は、マウンドに呆然と立ち尽くした。

 三浦監督は「あとアウトひとつが難しいところでね。守備も固めて守り切ってあと1イニングというところで、守り切れなかった」。二回と四回に筒香が華々しい2打席連続アーチを放ちリード。先発のケイも7回1安打無失点と好投し、理想的な試合運びだった。勝利を目前にした2点リードの最終回、クローザーを投入し盤石に整えて迎えたが、ひと振りであっけなく消えた。

 入江は試合後、被弾した場面を振り返り、「不用意にストライクを取りにいってしまうことで、チームを勝たせられないピッチングになってしまった。自分のストレートに対して過信というか。ファールだったり空振りだったり取れると思ってやってるんですけど…でも結果が全てなので」と悔しさを吐露。「力不足もありますし、知識不足、野球勘の鈍さ、経験値、全てにおいて反省するところがいっぱいあると感じた」と唇をかんだ。

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