巨人・岡本 2打席連発「しっかり捉えられた」完全復活 8年連続2桁本塁打 球団4番では歴代2位タイ

 「巨人4-1DeNA」(23日、東京ドーム)

 完全復活を印象付ける価値ある2打席連発だ。石田裕から一人の走者も出せずに迎えた五回。先頭の巨人・岡本和真内野手がチーム初安打となる左越え先制10号ソロで閉塞(へいそく)感を打ち破ると、1-0の七回にはバックスクリーン左への11号ソロで突き放す。美しい、高い弾道の2発で試合を決めた。

 先制の一発には「形は良くなかったかもしれないが、本塁打になってくれて良かった」。確信の2発目には「2本目の方がいいバッティング。しっかり捉えられた」と胸を張った。

 これで8年連続2桁本塁打に到達。巨人の4番としては長嶋茂雄の7年連続(2度)を抜いて原辰徳に並び、王貞治の9年連続に次ぐ2位タイとなった。「すごい先輩がたくさんいるので、追いつけるように頑張りたい」と誓った。

 阿部監督は「素晴らしいホームラン2本、素晴らしかった」と絶賛。「ホームランが出てるんで(状態は)良いでしょうね」と太鼓判を押す。岡本も「1軍に来たら、形は関係なく打ちたいなと思っていた。続けていけるように頑張りたい」。残り30試合。最後まで戦い抜く。

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