夏の甲子園 涙の日大三が異例の行動 外野席、三塁アルプス、バックネット裏に頭を下げる 甲子園が万雷の拍手 三木監督「みんなでやろう」
「全国高校野球選手権・決勝、沖縄尚学3-1日大三」(23日、甲子園球場)
日大三がは九回に1死一、三塁の好機を作るも及ばず。涙の準優勝となったが、試合後のチームの行動に甲子園のスタンドが拍手に包まれた。
涙ながらに沖縄尚学の校歌を聴いていた選手たち。その後、アルプスへあいさつに向かったが、三木監督は泣き崩れる選手たちをうながし、外野席、沖縄尚学の応援団が埋めた三塁アルプスへ一礼。そしてホーム側スタンドに向かっても深々と頭を下げた。
この光景に甲子園のスタンドは万雷の拍手に包まれた。その後、泣き崩れて動けなくなる選手も。最後の力を振り絞って4万5600人の観衆に感謝の思いを伝えた。
試合後、三木監督は「東京大会からそうしてきたので。最後、ファイナルはありがとうございますってみんなでやろうと。決め事なので」と説明していた。





