夏の甲子園 佐賀北がサヨナラで初戦突破!がばい旋風の2007年決勝以来の甲子園勝利 スクイズで決勝点 エース稲富が気迫の140球に指揮官「さすがの一言です」

 「全国高校野球選手権・1回戦、佐賀北5-4青藍泰斗」(9日、甲子園球場)

 公立校最後の甲子園王者・佐賀北がサヨナラ勝ちで初戦を突破。優勝した2007年以来、18年ぶりの白星をマークした。

 同点のゲームは9回で決着がつかず延長タイブレークに突入。十回、エースの稲富が1死満塁のピンチを背負うも、代打・須加をフルカウントから高めの直球で空振り三振に仕留めた。なおも2死から4番・永井を140球目の変化球で空振り三振に切った。

 その裏、無死一、二塁からきっちり送りバントを決めると、代打・秋好が申告敬遠で歩かされて満塁となった。ここで山下がスクイズ(記録は内野安打)を決めた。

 本村監督は「粘りの野球で選手達はあきらめずに最後までやってくれた」とたたえ、スクイズは「絶対にいくと決めていた。バントも上手なのでいいところで回ってきてくれた」と明かした。エースの稲富には「上出来だと思います。十回は気持ちでいったかなと。さすがの一言です」とたたえていた。

 佐賀北は1点を追う四回、山口の左前適時打で試合を振り出しに戻した。以降はエース・稲富が踏ん張り、ゲームは膠着状態に。八回2死一、二塁のピンチも左飛に打ち取り、鮮やかに切り抜けた。

 バックでも二回に主将の宮崎が一塁カメラマン席に飛び込みながら好捕する気迫のプレーでエースをもり立てた。

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