日本ハム ドタバタの末に悪夢 飛行機遅延で球場到着3時間遅れ→完封目前で加藤貴サヨナラ被弾

 頓宮に逆転サヨナラ3ランを浴び、ぼうぜんとスタンドを見つめる加藤貴(右)=撮影・立川洋一郎
 待ちわびたスタンドのファンに応えて手を振る新庄監督(撮影・立川洋一郎)
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 「オリックス4-2日本ハム」(1日、京セラドーム大阪)

 ドタバタ移動の挙げ句のサヨナラ負けだ。思わぬ飛行機移動トラブルに見舞われたトホホな一日。試合開始も16分遅延の午後6時16分となるなど慌ただしかった時間を日本ハム・新庄剛志監督が振り返る。「いろいろトラブルありましたけど。何とかこういう日も勝てるチームでありたかった」。試合も予期せぬ結末だった。

 悲劇は2点リードの九回。先発・加藤貴が杉本の適時打で1点差に詰め寄られる。さらに1死二、三塁から頓宮へ投じた初球の直球を左翼席へ運ばれサヨナラ3ランを被弾。8回まで無失点の左腕が最後につかまった。

 まさかのハプニングだ。この日からの京セラドーム大阪でのオリックス3連戦に向けチームは移動。ところが搭乗予定だった新千歳空港から大阪・伊丹空港への直行便が機体の手配がつかず4時間20分の遅延に。急きょ、羽田空港経由の乗り継ぎ便で移動する羽目になった。

 まさに想定外。それでも迅速に対応するのが新庄監督だ。すぐにSNSでスタメン発表すると「空港で体動かしといてちょうだい」などと投稿。先発メンバーには試合に向けメンタルを整えさせる狙いもあった。

 やっとの思いで敵地にたどり着いた。チームの球場到着時刻は当初の予定より約3時間遅れの午後5時ごろ。試合前練習はフリー打撃を取りやめるなど柔軟に対応。試合には敗れた。それでも「明日から2つ取りにいきます」と新庄監督。仕切り直してやり返せばいい。

 ◆11年前にも飛行機トラブルで遅延 日本ハムが札幌からの移動で飛行機トラブルに巻き込まれ球場への到着が遅れたため、試合開始が16分遅延。2014年9月27日の日本ハム-オリックス戦(札幌ドーム)でも、飛行機トラブルのためオリックスの到着が遅れたため、18時開始予定を18時30分開始に変更したことがあった。試合は日本ハムが3-2で延長十回にサヨナラ勝ちした。

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