「阪神７－１ＤｅＮＡ」（２７日、甲子園球場）

　ＤｅＮＡは拙守を連発し、２連敗。自力優勝の可能性が消滅した。

　前夜に続いて、信じられない守備のミスが敗戦に直結した。二回、１点先制を許しなおも２死一、二塁。高橋遥の二ゴロを処理した牧の送球を一塁・フォードが後逸し、その間に２点目を献上。さらに１点を加えて２死満塁とされ、森下の三ゴロを宮崎がトンネルし、２点を奪われた。

　三浦監督は拙守連発について「５点ですからね。追いかける立場でああいうミスをしていれば追いつけないですね。打ち取った当たりですからね。ああいうことをしていると離されるのは仕方ない。きっちりできるようにしていかないと」と悔やんだ。

　前日も内野フライをお見合いする凡ミスから失点。悪い流れはこの日も止まらず、「ミス、エラーが３つ。記録に残らない細かいミスもある。そういうことをしている追いつけない。確かに痛い。これで１１・５か。離されましたから」と語った。

　得点力アップへ攻撃型のオーダーを組んでいるが守備から崩れ、攻撃も精彩を欠いている。

　自力Ｖ消滅について問われると、「連敗すれば１１・５ですから。離されるわけですから。（試合数は）どんどん少なくなってくる」と厳しい表情。ファームで調整中の新戦力ビシエドを招集する方針も示し、「ズルズルいくのか、這い上がってこじ開けて自分たちの力でやっていかないといけない。そこに全員で向かっていけるようにしていきます」と言葉に力を込めた。