九州文化学園 元巨人・香田勲男監督は聖地にあと一歩届かず 九回2点差を追いつくも延長タイブレークで惜敗
「高校野球長崎大会・決勝、創成館5-4九州文化学園」(27日、長崎県営野球場)
元阪神投手コーチの香田勲男監督率いる九州文化学園が延長タイブレークの末に敗れ、初の甲子園出場はならなかった。
リードを許す苦しい展開だったが、九回裏に2点を奪って試合を振り出しに戻すと、延長タイブレークに突入。十一回に1点を勝ち越されたがその裏、無死満塁の好機を作った。しかしスクイズが投前へ転がり、痛恨のホームゲッツー。2死二、三塁と崖っぷちに追い込まれた中、最後は空振り三振に倒れた。
香田監督は現役時代、巨人の投手として日本シリーズにも登板するなど活躍。引退後は巨人、阪神で投手コーチを務め、22年1月から故郷の長崎県佐世保市にある同校の監督を務めていた。
ノーシードで臨んだ今大会。最後は前年王者の創成館をあと一歩まで追い詰めたが、惜しくも届かず。それでもスタンドからは温かい拍手が送られた。




