「浪速のミニラ」吠えた!東大阪大柏原14年ぶり決勝進出 オリ、巨人でプレーした土井監督の采配さえた
「高校野球大阪大会・準決勝、東大阪大柏原5-4東海大大阪仰星」(26日、GOSANDO南港野球場)
“ミニラ”がほえた。オリックス、巨人でプレーした東大阪大柏原の土井健大監督(36)はベンチを飛び出してガッツポーズ。優勝した2011年以来14年ぶりとなる決勝進出を果たした。
1点リードの七回から継投策へ。一時同点とされたが、4イニングを3投手でつないだ。延長十回タイブレーク2死一、三塁では、4番手・内畑谷大河投手(3年)が縦に落ちるスライダーで空振り三振を奪って締めた。七回までに相手が横に曲がる変化に強いと見て、終盤から縦に落ちる変化球を得意とする投手を起用。「後ろの子が抑える可能性が高い」と洞察力で勝利へ導いた。
土井監督は履正社でプレーした高校時代に、通算43本塁打を記録。「浪速のゴジラ」と呼ばれた1学年上の岡田貴弘(元オリックスのT-岡田)にちなんで、「浪速のミニラ」と呼ばれた。卒業後はプロで4年間プレーし、18年から同校監督に就任。現役時代の経験をタクトに生かしている。
「結果はどうであれ必死こいてやる」。決勝(27日)の相手は準決勝で、自身の母校・履正社を破った大阪桐蔭。西の横綱を倒して栄冠をつかむ。
◆土井 健大(どい・けんた)1989年1月24日生まれ、36歳。兵庫県芦屋市出身。現役時代は右投げ右打ちの捕手。履正社3年の2006年春に甲子園出場。06年度高校生ドラフト5巡目でオリックスに入団し、10年に戦力外通告を受けて巨人と育成契約。11年に現役引退。4年で1軍出場なし。15年に学生野球資格を回復し、18年から東大阪大柏原の監督に就任した。





