東海大相模 逆転サヨナラ 原監督「“紙一枚”の勝負」2回で6失点からまくった!
「高校野球神奈川大会・準決勝、東海大相模7-6向上」(26日、横浜スタジアム)
神奈川大会は準決勝2試合が行われ、今春センバツ王者の横浜が0-3から逆転勝利で決勝進出を決めた。夏連覇を狙う東海大相模も最大4点ビハインドを追いつき、劇的サヨナラ勝利。27日の決勝は昨夏と同一カードとなった。
タテジマの意地とプライドが“1ミリ”上回った。序盤2回で6失点。六回までビハインドを背負っても、東海大相模ナインは前を向き続けた。
「選手権大会の終盤は本当に苦しい。僅差でついていけば、最後はチャンスが来ると信じていこうと」と原俊介監督(47)。まずは4-6の七回に4連打と犠飛で同点に。6-6のまま迎えた九回1死では主将・柴田元気内野手(3年)が右越え二塁打で好機を演出。その後の1死満塁から、佐藤惇人捕手(3年)が右翼へ打球を放った。
浅めの飛球も、三走の柴田は迷わずスタート。「外野に飛んだ時点で決めていた。(右翼手が)少しジャックルしたようにも見えたので、いけるなと」。原監督からフォーム指導を受けるなど冬に鍛えた快足でサヨナラのホームに滑り込んだ。
思わずガッツポーズを決めた指揮官は「“紙一枚”の勝負。彼らにも言ってますけど、紙一枚って1ミリしかない。その上か下かで、天国と地獄」と力説。どんなに苦しくとも最後に相手を上回るため-。紙一重の勝負にこだわり、再びの頂点をつかむ。





