DeNA 27日にも自力V消滅 三浦監督「捕ってあげないといけない打球」初回“お見合いミス”響いた
「阪神2-0DeNA」(26日、甲子園球場)
虎のしっぽが遠くかすむ。DeNAは首位阪神を猛追すべく聖地に乗り込んだはずが、完封負けを喫し、その差は10・5ゲームに拡大。27日の試合で敗れると自力優勝が消滅する。
「自分がチームの足を引っ張った」。牧は唇をかんだ。才木から少しでもチャンスを広げようと、この日は、2番に林を起用し送りバントで得点圏に走者を進めた。その形が成功し、一回と六回、いずれも2死三塁の好機で主砲に打席が回ったが、得点に結びつけることはできなかった。
特に六回は、アーチまであと一歩の豪快な打球も、フェンス際で失速。しかもその裏、佐藤輝にダメ押し弾を浴びる対照的な展開となり「チャンスを2度つくってもらった中で、向こうはしっかりホームランを打って、こっちは4番が2打席凡退ってところで、勝負がついたのかなと思う」と悔しさをにじませた。
初回には記録に残らない手痛い守備のミスもあった。2死一塁、佐藤輝への打ち取った当たりを内野陣が“お見合い”する形でポトリ。ピンチを広げ、続く大山に適時打を許した。三浦監督も「捕ってあげないといけない打球」と厳しい表情。一様に足取り重くバスに乗り込んだ。





