日本ハム・新庄監督 衝撃デビューの高卒ドラ1柴田を絶賛「大したもん。みんなに柴田獅子を分からせたいというマウンドさばきにみえた」今後にも言及
「日本ハム5-0ロッテ」(26日、エスコンフィールド)
日本ハムが後半戦初戦を飾って4連勝。貯金を今季最多の22に伸ばした。プロ初登板初先発のドラフト1位右腕・柴田は3回パーフェクトの快投。最速153キロを計測した直球を軸に、変化球も制球よく投げ分け、3三振を奪う、圧巻のデビューとなった。
試合後、新庄監督は柴田-バーヘイゲンでの完封リレーに「僕を褒めてほしいなと。ばっちりでしょ。柴田くんを投げさせてバーヘイゲン。ファームではそこまでいい投球してなかったけど、1軍で投げたら間違いなくいい投球してくれるような投球をしているようにみえたので。きょうはもう自画自賛」と、してやったりの表情で振り返った。
19歳とは思えない落ち着いた投球が光った柴田については「自分でしっかり考えながら、自分で組み立てて抑えてるなというような投球にみえましたね。実際に次、投げさせる期待させるものがあった。39球?2回の予定だったんですけど、彼本人は3回投げたかったと思う」と目を細めた。
5回まで投げさせる可能性はなかったのかと問われると「ないない。それはないです。いきなり5回投げさせることはなかった。1回に30球だったらもう代えてます。それも計算してたと思う。2回じゃないですよ、3回は投げさせてもらいますよ、みたいな」と明かし、「また出てきやがったね(笑)。ファームより今日の方が力抜けてた。3回投げたいっていう投球。みんなに柴田獅子を分からせたいというようなマウンドさばきには見えましたね。まだ19歳。大したもんですよ」と賛辞を並べた。
首位ターンでなければ今回の起用はなかったという。「注目を集めさせて、どんな投球をみせてくれるか。人間性も出てくる。そういうところもみたかった」と意図を明かしたが「堂々とし過ぎててもうわからない。またすぐ投げさせたいもん」と笑った。
二刀流で育成しているダイヤの原石。打者での起用については「今の状態ではまだ打てない。ファームもバッティングみたら。差し込まれてボール球に手を出して三振のイメージしかわいてこない」とまだ否定的ながら「わざと言ってる。本人に伝わるように」と、ちゃめっ気たっぷりに飛躍を期待。今後については「抹消です。まずはファームで5回投げてもらって、徐々に球数制限をなくしながらみていきたいかなと。きょうの投球みたら、大事な試合の時に中でもみたいなという気持ちにもなった。基本はスタートで、いかせる方向で取り組んでもらいます。いまのところはまだ考えてない」と説明した。





