健大高崎 エース石垣温存も横綱相撲で決勝進出 盤石の投手陣が29イニング連続無失点 

 「高校野球群馬大会・準決勝、健大高崎12-0東農大二」(25日、上毛新聞敷島球場)

 王者が盤石の戦いぶりだ。健大高崎が連覇へ王手。最速158キロ右腕・石垣元気投手(3年)を温存しながらも投手陣が初戦から29イニング連続無失点と安定感を見せれば、野手陣も3戦連続コールド勝利で応えた。

 東農大二のプロ注目右腕・山田琉聖投手(3年)を苦にしなかった。存在感を光らせたのは「6番・二塁」の杉山翔大内野手(3年)だ。ハイライトは4-0の五回1死満塁。スクイズを仕掛けたが、相手バッテリーに外され失敗に終わり2死二、三塁に。それでも「反省は後にして、何としても取り返そう」と切り替えた。2ストライクから内角に抜けてきた変化球を、巧みに体を回転させ一閃(いっせん)。準々決勝のランニング弾に続く2戦連発の高校通算12号3ランを左翼席へ運び、ミスを取り返した。

 1打席目に適時二塁打、2打席目に内野安打を放っており“サイクル王手”の活躍。昨春選抜Vメンバーで、中学時代に所属した東練馬シニアの先輩でもある「憧れの存在」ヤクルト・田中陽翔内野手(19)が応援にかけつけた中で躍動した。 「あと1勝で甲子園。チームに貢献したい」。頂点へ、手綱は緩めない。

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