智弁学園が盤石の試合運びで準決勝へ コールド勝ちも小坂監督は渋い顔「つなぎが全くない」

 円陣でゲキを飛ばす智弁学園・小坂将商監督(右から3人目)
 攻撃陣を鼓舞する智弁学園ベンチ
2枚

 「高校野球奈良大会・準々決勝、智弁学園9-2桜井」(23日、さとやくスタジアム)

 3年連続、23回目の甲子園(夏)へあと二つ。智弁学園が盤石の試合運びで桜井を下し、7回コールド勝利で準決勝進出を決めた。

 初回、近藤大輝外野手(3年)の三塁打などで2点を先制。直後の二回に2失策が絡んで追いつかれると、その裏、先頭打者が敵失で二進したところで、送りバント、スクイズで勝ち越し。手堅い戦法で流れを再び引き寄せた。

 この回、さらに先発・伊藤怜矢投手(3年)の本塁打で加点し、以降も攻撃の手を緩めず五回終了時には7点差をつけた。

 それでも小坂将商監督(48)は「この前16点を取って、こういう展開は想定してました。つなぎが全くない」と、序盤に大量点を奪えなかったことに渋い顔。「6、7番は打順を変えないといけないかも」と、さらに万全を期して残り2試合に臨む構えだ。

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