中日・ドラ1金丸 遠いプロ1勝 自己最長8回1失点も無援「1点の重み、勝つ難しさを感じる」

 「中日0-1DeNA」(21日、バンテリンドーム)

 初勝利が遠い。中日・金丸(関大)は自己最長の8回を投げ、8安打1失点の粘投も報われずに4敗目。「1点の重み、勝つ難しさを感じる」。言葉にもどかしさがにじんだ。

 デビュー戦だった5月5日・DeNA戦以来81日ぶりの本拠地登板。球界屈指の左腕・東との投手戦となった。唯一の失点は六回。2死一、二塁からフォードに3打席連続となる安打を右前に運ばれ、均衡を破られた。

 それでもデビューから全8試合で6回以上を投げ、防御率2・41。登板のたびに成長を見せ、この試合は終盤にも150キロを計測。「試合を重ねるごとに、スピードが落ちなくなってきた」と言う。一方、勝利球を手にする他球団の新人を見て「負けていられない」と漏らしたこともある。球宴休みは神戸の実家に帰省予定。「リフレッシュしてきます」。心機一転、次回こそ白星をつかみ取る。

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