ソフトバンク・モイネロ 来日初完封 被安打わずか2の快投で8勝目「チームが勝てたことが一番うれしい」
「西武0-4ソフトバンク」(19日、ベルーナドーム)
三振を量産するスタイルとは打って変わり、見事に打たせて取った。ソフトバンク・モイネロがわずか2安打に抑え、来日9年目で初完封を果たした。引き分けを挟むチームの4連勝に貢献し「自分の結果もそうだが、チームが勝てたことが一番うれしい」と晴れやかに話した。
相手打線を「暑さもあるし、アグレッシブに来ている」と分析していた。少ない球数でアウトを取るため、力のある直球と緩い変化球をコントロール良く投げ込んだ。リーグ屈指の奪三振数を誇る豪腕が、この日は2個だけ。ただ、二塁も踏ませず112球で締めて「長いイニングを投げたかった」と満足げだった。
キューバ出身で2017年に若手の有望株として、育成契約で入団。同年に支配下に昇格してセットアッパーの地位を確立し、先発に転向した昨季は11勝を挙げた。
自身の連敗を2で止め、10代前半に達成して以来という完封で今季8勝目を手にした。進化を続ける29歳の左投手に、小久保監督は「今日は余力があったと思う。新しいモイネロを見た」と目を丸くした。





