高校野球 横浜の奥村頼人にプロ6球団スカウトが視察 巨人スカウト「本調子じゃないと聞いてましたが」4回9K、最速146キロ
「高校野球神奈川大会・4回戦、横浜9-0相模原城山」(18日、サーティーフォー相模原球場)
今秋ドラフト候補でプロ注目左腕の横浜・奥村頼人投手(3年)が先発した。今春のセンバツVに貢献した大黒柱が、今夏の神奈川大会初登板。4回を1安打9三振無失点と圧巻の投球を披露した。
左足の故障の影響で公式戦登板は今年春の神奈川大会決勝以来。ブランクを全く感じさせない投球だった。直球が走り、チェンジアップやカーブなどの変化球もさえた。初回2死後から三回2死まで6者連続の“奪三振ショー”を披露した。球団スカウトのスピードガン表示では最速146キロだった。
「自分の思っていたボールを投げられました。改めて投げることができて安心しました」と振り返った。投げるだけではない。打っても初回無死満塁から先制の中前打を放つなど2安打をマーク。“二刀流”としても潜在能力の高さを示した。
この日は阪神などNPB6球団の関係者が視察した。巨人の榑松伸介スカウトディレクターは、奥村頼について「本調子じゃないと聞いていましたが全く問題ない。非常に順調ですね。ストレートに力がある。バッティングも魅力。野球センスがある。投打で馬力がある」と高評価した。




