広島 春の県王者・英数学館がセンバツベスト8の広島商に敗れる プロ注目右腕・藤本は4失点完投負けも11球団が視察 試合後はプロ志望届の提出を明言

 「高校野球広島大会・3回戦、広島商4-2英数学館」(17日、ぶんちゃんしまなみ球場)

 春の県大会で初優勝を果たした英数学館が、今春選抜で8強入りした広島商に敗れた。

 英数学館はプロ注目右腕のエース・藤本勇太投手(3年)が先発。初回に適時打を浴び、先制点を献上すると、2-2で迎えた五回にも適時内野安打で勝ち越し点を許す。八回にはスクイズを決められ、でダメ押し点を奪われた。

 それでも公式戦での自己最速を更新する148キロをマークするなど、能力の高さを発揮。8回8安打4失点、123球の熱投で完投するも、3回戦で姿を消した。

 バックネット裏には阪神、巨人ら11球団のスカウト陣が集結。幹部クラスがチェックした球団も複数あった。

 試合後、藤本の目に涙はなし。「負けたのは悔しいですけど、広商相手にこれだけやれたのは、すごく大きい。ここまで成長できたのは英数学館のおかげ」と話した。

 また、今秋のドラフトに向け、プロ志望届の提出を明言。「ずっとプロに入る目標があった。ドラフト会議に向けてやっていきたい」と話した。

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