あと1本出ず ロッテ死闘ドロー 吉井監督「(若手が)“決めたろ”と力んで全部ゴロになっちゃった」

 「ロッテ2-2西武」(11日、ZOZOマリンスタジアム)

 あと1本が出ず、今季初の引き分けとなった。1点リードの六回は2死満塁から寺地が一ゴロ。同点の九回は2死から2死球と敵失で満塁のサヨナラ機をつかんだが西川が三ゴロに倒れた。延長十一回2死一、二塁では4番・山本が遊ゴロに終わった。

 ロッテ・吉井理人監督(60)は「若いバッターにチャンスで回ってきたが“決めたろ”と力んで全部ゴロになっちゃった。普通通りやれと言ってもなかなかできない。そこができれば一流になると思う。今日の失敗を次に生かしてほしい」と話した。

 優位に進めながら逃げ切りにも失敗した。1点リードの八回、セットアッパーの鈴木が登板。1死から四球と安打で一、三塁とされ、長谷川の左邪飛を西川が捕球。同点犠飛となった。指揮官は「あれは『捕れ』の指示です」と説明した。

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