巨人・坂本 延長十一回決着弾で自力V消滅阻止 通算300号あと3本「必死こいて頑張ります」

 11回、勝ち越しソロを放つ坂本
 雄叫びを上げる坂本(左)(撮影・佐藤厚)
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 「DeNA1-2巨人」(11日、横浜スタジアム)

 ここ一番、窮地を救ったのは頼れるベテランのひと振りだ。同点の延長十一回無死。2試合連続で4番の巨人・坂本勇人内野手(36)がDeNA・颯の直球を捉えた一打は、左翼席最前列のファンの手に当たりグラウンドへ戻ってきたが、判定は本塁打。DeNA・三浦監督がリクエストも判定は変わらなかった。

 「風もあったのでどうなのかなと。ボールが(グラウンドに)返ってきたので本塁打じゃないと思ったが、結果として良い本塁打になって良かった」と坂本。今季2号は、2015年6月7日・ソフトバンク戦(東京ド)以来の4番での一発。自力優勝消滅を阻止する価値あるアーチだった。

 主砲・岡本が故障離脱して以降、得点力不足に悩まされた攻撃陣。阿部監督は「(状態は)上がっている」と、9日・中日戦(福島)で2年ぶりに坂本を4番に起用。試合に敗戦後も4番起用継続の方針を示していた。

 今季は開幕からの不振で2度の2軍調整。坂本も「僕も4番を打てるような成績じゃないけど」としながら「何とかみんなでつないでいかないと」とベテランの意地を見せた値千金の一打だ。

 勝率を5割に戻し、阿部監督は「いやぁ、助けてもらった」と坂本の一発を称賛。八回に同点打の丸とともに「困った時のベテランとよく言うが、2人が引っ張ってくれている」と感謝しきりだ。通算300号まであと3本となり「達成したいなと思うし、何とか必死こいて頑張ります」と話した坂本。その姿が窮地のチームを引き上げていく。

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