DeNA・小園健太 両親が見守る前でプロ初勝利「楽な道ではなかったが、現地で見せることができてうれしい」
「DeNA8-5中日」(3日、横浜スタジアム)
DeNA・小園健太投手(22)が今季初先発。5回3安打3失点で入団4年目でプロ初勝利を挙げた。
小園は初回にボスラーの3ランで先制を許したが、その裏に味方打線が同点に追い付き援護。二回以降は無失点に抑えた。打線は四回に井上の2試合連発の右越えソロで勝ち越し、その後も追加点を重ねた。
試合終了の瞬間をベンチで迎えた小園は笑みを浮かべ、仲間を迎えるグラウンドで肩をもまれてねぎらいと祝福を受けた。同じ背番号「18」を長く背負った三浦監督とウイニングボールを手に記念撮影。その後、歓声に応えるように指揮官に促され、小園はスタンドに向かって手を振った。
お立ち台では「すごくうれしいです」と第一声。三浦監督に何を言われたか問われると「いろんな方への感謝を忘れないようにって言われました」と明かした。
勝利球をどうするかは「家族が見に来てるので渡したい」と話し「普段から試合を見に来てもらってるお父さん、お母さん。楽な道ではなかったですけど、初勝利を現地で見せることができてうれしい」と顔をほころばせた。
小園は市和歌山時代に松川虎生捕手とのバッテリーで甲子園を沸かせ、21年度ドラフト1位でDeNA入団。昨季4月10日・中日戦でプロ初先発したが、三回途中を5失点KO。今季はイースタン・リーグで6勝を挙げ、同リーグトップの防御率1・67をマークするなど、1軍昇格のチャンスを狙ってきた。



