日本ハム・新庄監督「セーフかいっ!」判定覆り逆転サヨナラ負け 6カードぶり負け越し
「ソフトバンク2-1日本ハム」(2日、みずほペイペイドーム)
まさかの幕切れが待っていた。日本ハムは完封勝利目前から、悪夢の逆転サヨナラ負け。しかも決勝の走者は、一度は本塁タッチアウトの判定がリクエストで覆った。新庄監督は「セーフかいっ!アウトに見えましたけどね。審判が言うなら仕方ない」と悔しさを押し殺した。
先発の加藤貴が最後に力尽きた。緩急自在の快投も、今季初完封がかかった1点リードの九回1死一、三塁からこの日の110球目を山川に捉えられた。左翼フェンス直撃の痛打で、味方の好中継もわずかに及ばず。「そこはバッターが上回ったということ」と潔く相手をたたえた。
前夜は今季4度目の零敗。新庄監督は「“完封返し”したかったけど、こればっかりは」と悔しがり「いいピッチングしましたけどね」と、加藤貴をねぎらった。ただ、得点はこの日も初回の併殺崩れによる1点のみ。6月5、6日以来の連敗で、6カードぶりの負け越しも決まった。「あんまり連敗した感じがしないね。いいゲームをしているから」と指揮官は前向きだが、2位・オリックスとは0.5ゲーム差、3位・ソフトバンクとも1ゲーム差。一気に混戦ムードとなってきた。





