ＤｅＮＡ・筒香嘉智外野手（３３）が２６日、２７日の巨人戦からのリーグ戦再開に向け、バットで勝利に導くことを誓った。交流戦では５本塁打、長打率・６４８と復調の兆しを見せており、チームが苦手とする巨人を撃ち、３・５差の首位・阪神との差を縮めていく。

　２１、２２日のロッテ戦では２戦連続アーチで締めた。「まだ微調整が必要ですが、だんだん良くなってきています」。表情には充実ぶりが浮かぶ。早出練習も敢行し、多くの選手が暑さから短パンを着用する中、あえてユニホーム姿で汗を流した。「着ると感覚も違うので」と戦闘モードにスイッチが入っている。

　２７日に対戦する巨人・山崎は今季２戦２敗で、昨季までの２年間でも勝てておらず「絶対に打ち崩さないといけない」と筒香。対巨人も今季２勝４敗１分と苦しむが「勝ち越さないと上は見えてこない」と力を込めた。

　村田野手コーチは、筒香の状態の良さを認め「（牧）秀悟の若いなりの思い切りの良さとベテランのゴウ（筒香）の力が融合するとチームが締まってくる。浮沈はゴウの力にかかっていると思う」と期待を寄せた。