楽天・三木監督が緊迫場面でルーキー起用の大胆采配 信頼が生んだサヨナラ勝利に「全員を信じている」と迷いなし

 「楽天3-2阪神」(15日、楽天モバイルパーク)

 楽天が延長12回の総力戦をサヨナラ勝利。4連勝の裏には、三木監督の信頼が生む大胆采配があった。

 まず球場がざわついたのは延長十一回だ。ここでマウンドに送ったのはドラフト4位・江原だった。江原自身も「いつもより緊張したのは間違いない」と試合後に心境を明かしているほど、緊迫した場面を任された。いきなり連打を浴びてピンチを背負ったが、守る先輩たちから何度も声をかけられ、「すごく声をかけてもらって自信を持って投げることができた」と無失点で役割を終えた。

 また延長十二回1死から、この日4三振だった同1位・宗山をそのまま起用。ここで信頼に応える二塁打でチャンスメークし、その後一、三塁となって三木監督は代打・黒川を選択。サヨナラ勝利につなげた。

 三木監督は代打・黒川の起用について「彼とはファームでやっていたので、彼の勝負強さに託した」と意図を説明。またルーキーたちに関しては「成功したり、失敗したりの経験が全て財産になると思う」とし、「(江原へ)内野の(鈴木)大地とか村林がマウンドにいって声かけしてね、そういうところが僕が求めている部分の一つでもある」と先輩たちの姿も誇らしく見た。

 負ければ責任を伴う立場でもある中で、未来を考えてタクトを振る指揮官。「僕は全員が仲間で、全員のこと信じてますので。僕も必死。そこに対して選手が準備して期待を背負っていってくれる」と信じ抜いた上での大胆采配が4連勝を呼び込んだ。

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