日本ハム・レイエス“魚雷バット”でパ単独トップ13号「1本出たのでよかった」来日初の4安打
「日本ハム8-2ヤクルト」(11日、エスコンフィールド)
新兵器での快音連発に、日本ハムのフランミル・レイエス外野手はご機嫌だった。逆転弾を含む来日初の4安打、そして4打点。「昨日届いた“魚雷バット”で、1本(本塁打が)出たのでよかったよ」と笑みがはじけた。
1点を先制された直後の初回にリーグ単独トップに立つ13号2ラン。すぐさま逆転して流れを変えると、三、四回にも適時打で3打席連続打点と打線をけん引した。
三回の適時打でバットを折られ、以降は従来のバットで安打を重ねた。「テープを巻く時間がなかった」と説明。普段から自らスポーツ用品店でグリップテープを購入するという主砲は「明日は練習前に巻いて“魚雷”でいくよ」と予告した。
狙うのは6月の月間MVPだ。ひそかに期待していた5月は西武・ネビンが受賞。「何としても今月は取って、選手みんなで焼き肉に行きたい」と誓い、大好物の石焼きビビンパを思い描いた。
打線の援護を受け、加藤貴も今季初完投勝利。新庄監督は「今日は加藤コーチにお願いして完投してもらいました!」とコメントを残して引き揚げた。交流戦3カード目で初の勝ち越しも決定。本拠地6連戦を貯金週間にする。





