日本ハム・加藤貴が今季初完投星「長いイニングを投げていなかったのは僕だけでしたし」「今はホッとしています」
「日本ハム8-2ヤクルト」(11日、エスコンフィールド)
日本ハムが2連勝。交流戦3カード目で初の勝ち越しを決め、貯金を今季最多タイの9とした。
先発の加藤貴は今季初完投で4勝目。チームの先発陣ではすでに金村、伊藤、古林睿煬、北山、山崎が完投していただけに「長いイニングを投げていなかったのは僕だけでしたし、今日は完投できてよかった」と振り返り「もう今はホッとしています」と責任を果たした重みをかみしめた。
3点リードの四回に増田の適時打で2点目を失った際には「心が折れかけた」という。「最近の試合は取ってもらったら取られてというのが多かった。自分に情けないというのはありました」と振り返った。ただ、連日試合がある野手陣やリリーフ陣を思い「僕はこの1試合でまた登板が空く。ここで全力を出さなかったらどうするんだという気持ちもあって切り替えができたかな」と立ち直った。
今季なかなか越えられなかったハードルを一つクリア。「今日完投できたので、また次に向けて頑張りたい」とすっきりとした顔で、意気込みを新たにしていた。





