新浜レオンが感激の始球式で121キロ計測「涙をこらえるのが必死だった」 高校時代はソフトバンク元投手の重田広報とバッテリー

 「ソフトバンク-巨人」(11日、みずほペイペイドーム)

 演歌歌手の新浜レオン(29)が感激のセレモニアルピッチを行った。

 万感の思いで右腕を振りぬいた。マウンドに立った新浜の投球を受けたのは、高校時代に同じ野球部で苦楽をともにした元ソフトバンク投手・重田倫明球団広報だった。当時は重田が投手、新浜は捕手でバッテリーを組んでいた。

 2人は高校卒業以来の再会だった。全力投球は121キロをマーク。「涙をこらえるのが必死だった。バッテリーを組んだピッチャーが目の前にいる感動は、今までの人生でないものでした」と振り返った。

 そして「もう満点ですね。僕はプロ野球選手になれなかったけど、その夢を重田がかなえてくれた。僕は道が違えども、こうやって真っすぐここまでやってきた。本当に報われた瞬間でした」と興奮と感動が入り混じった表情で話していた。

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