DeNA・東 8回2失点、93球実らず零敗 三浦監督「最後までとらえきれなかった」オリックス・九里に打線沈黙
「オリックス2-0DeNA」(10日、京セラドーム大阪)
力投も報われなかった。DeNAのエース東は8回5安打2失点、93球で完投負け。阪神・村上に並ぶリーグトップの7勝目はならなかった。
常にストライク先行の快投を演じながらも、五回1死、杉本に痛恨の先制弾を浴びた。「ああいう展開でホームランは流れを変えるもの」。甘く入った初球の真っすぐを悔やんだ。
初回にはハプニングもあった。攻守交代の際、二塁ベースのぐらつきが判明。急きょ球場スタッフによる補正工事が行われ、投球開始まで5分以上のインターバルを要した。それでも「自分がコントロールできない部分」と動じることなく、真骨頂の投球を見せていたのはエースの貫禄だった。
打線も援護できず、九里のフォークに苦しみ4安打零敗。三浦監督は「最後までとらえきれなかった」と口を真一文字に結んだが、首位阪神も敗れたことがせめてもの救いだ。