掛布雅之氏 長嶋さんの結婚スピーチに涙「掛布君は郷土が生んだ後輩。誰にも負けない拍手を送っている」
阪神タイガースOBの掛布雅之氏が7日、MBSの情報番組「せやねん」に出演し、故長嶋茂雄さんが自身の結婚式に出席してスピーチをしてくれたことなどの思い出を語った。
番組では亡くなった長嶋さんについて多くの時間をさいた。掛布氏は長嶋さんと同じ千葉出身。長嶋さんに憧れた野球を始めたという。長嶋さんのスピーチについて聞かれ掛布氏は「『掛布君には数多くホームランを打たれて悔しい思いをした。ただ、掛布君は郷土が生んだ後輩なんだ。誰にも負けない拍手を心の中で送っている掛布ファンのひとりだ』って言ってくれた」と淀みなく振り返った。長嶋さんの愛ある言葉に、当時は涙を流したという。
また、自身が不調だったときにもアドバイスをくれたそうで、掛布氏は「僕がちょっと調子が落ちているときに新聞記者を通じて長嶋さんが電話をしたいと言っている、電話していいか」と申し出があったという。長嶋さんから電話があり、電話越しに「バットを振れ」と言ってきた。掛布氏は電話を耳にはさみながら振った。すると長嶋さんは「もっと真剣に音を聞かしてくれ」と言った。掛布氏は求めに応じて振ったところ、長嶋氏は「それでいんだよ」と励ましたという。





