長嶋茂雄さんを3日連続弔問の柴田勲氏「要するに(自分は)弟みたいなもん。明日も来いって」 現役最後のグラブを譲り受けた秘話も明かす

 巨人OBの柴田勲氏が6日、肺炎のため3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの自宅を弔問した。柴田氏は3日連続で「そりゃ、毎日来なきゃね。(長嶋さんは)俺の兄貴みたいだから。野球選手の中で、一番親しくさせてもらったから」と話した。

 現役時代から「一番遊んでもらったから。一番気さくだったんでしょ。俺と土井の正チャンが選手の中で。『おい柴田!正三!』って。家も近いし、なにかと親しくさせてもらったんで」と振り返った柴田氏。多くの関係者が弔問に自宅を訪れており「いろんな人が来るから。俺は待機して合間をぬって長嶋さんと話をするだけ。明日も来いって言われてる」と様子を明かした。

 「だから要するに(自分は)弟みたいなもんじゃないかな。グラブも頂いたけど、俺が監督やるからお前も一生懸命手伝えよっていうのもあったかもしれない」。長嶋さんが現役最後に使ったグラブを譲り受けた柴田氏。長嶋さんが引退する前年に当時の川上監督から長嶋さんの引退と監督就任を聞かされたといい、そのときに「やめられるならグラブください」と頼むと、長嶋さんは「うん」と言ったきりだったという。

 その後、引退と監督就任が1年延期され、柴田氏自身も頼んだことを忘れていた。それが1年後「我が巨人軍は永久に不滅です」の引退セレモニー前、試合終了後のロッカーで「長嶋さんが『おい、柴田。約束のものだから』って(グラブを)ポンと置いて」と明かした柴田氏。「そしたら土井が『なんだ勲がもらったのか。俺が欲しかった』って悔しがって」と懐かしそうに振り返った。

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