早大が優勝決定戦制し3連覇で49度目V、伊藤樹が完投 明大は4季ぶりVへあと一歩及ばず

 「東京六大学野球・優勝決定戦、早大6-5明大」(4日、神宮球場)

 2季連続となった優勝決定戦は、昨秋に続いて早大が明大を下し、3季連続49度目の優勝を飾った。

 今季6勝無敗のエース対決となったが、序盤から試合が動いた。

 先制は早大だ。最優秀防御率の明大・毛利海大投手(4年・福岡大大濠)に対し、初回から1死二、三塁と好機を作ると、4番の寺尾拳聖外野手(3年・佐久長聖)が中前2点適時打を放ち先取点を奪った。続く前田健伸内野手(4年・大阪桐蔭)も右前適時打を放ち1点を追加。さらに2死一、二塁からは吉田瑞樹捕手(4年・浦和学院)が中前適時打を放ち、一挙4得点と毛利の立ち上がりを攻めた。

 それでも明大は、三回に早大・伊藤樹投手(4年・仙台育英)を捉える。連打と四球などで1死満塁の好機をつくると、犠飛で1点を返し、なおも2死一、三塁で榊原七斗外野手(3年・報徳学園)が右中間への適時二塁打をマーク。2点差に詰め寄ると、続く4番・小島大河捕手(4年・東海大相模)が初球カーブを完璧に捉え、逆転の右越え3ランを放った。

 だが、五回には早大が寺尾の2点適時打で再び勝ち越しに成功。試合中に2度、足の治療を行っていた毛利はこの回までで、5回6失点で降板となった。

 一方の伊藤樹は三回以外は無失点に封じ、完投勝利で3連覇を導いた。

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