栗山英樹氏 指導者人生のきっかけ 現役引退時に長嶋さんから「指導者として勉強しないか?」 23年WBCで託された思い
国民的スーパースターで「ミスタープロ野球」の愛称で親しまれた巨人・長嶋茂雄(ながしま・しげお)終身名誉監督が3日午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。
侍ジャパン前監督の日本ハム・栗山英樹CBO(64)は球団を通じてコメントし、長嶋さんへの深い感謝を表した。
日本代表を指揮した23年WBCの時に受け取ったメッセージが「強く記憶に残っています」と述懐。「『野球というスポーツがこれから先も長く続くように、一生懸命やってください』と託されました。続けて『高校野球をとにかく守りなさい』ともおっしゃっていました」と、野球界の未来を案じる長嶋さんの思いを知り「その思いのおかげでWBCも優勝できたと思っています」と振り返った。
現役引退時に長嶋さんから「指導者として勉強しないか?」と打診されたことが、指導者人生の始まりだったという栗山氏。「『プロ野球=長嶋茂雄…ミスター』。長嶋さんへの感謝は一生忘れません。野球人は皆、その思いです」と悼んだ。





