長嶋茂雄さん死去 自宅前で泣きながら花を手向けるファンの姿も 球界OBから次々と花も 「ミスター」との別れ惜しむ涙雨
プロ野球の国民的スーパースターで、元巨人・長嶋茂雄さんが3日午前6時39分、肺炎のため都内病院で亡くなった。89歳だった。
日本中に夢と勇気を与えてきた「ミスタープロ野球」との永遠の別れに、この日は一日中、涙雨となった。長嶋さんの遺体は午後1時20分頃、都内の自宅に戻った。盟友の王貞治氏、巨人OBの川相昌弘氏ら関係者が続々と弔問に訪れ、谷佳知氏と妻の亮子さんも姿を見せた。また、原辰徳氏や角盈男氏ら巨人OBや巨人首脳陣、各界の関係者らから次々と花が届けられた。
弔問客の他にも、日中から夜遅くまで、長嶋さんの自宅前に訪れる一般ファンの姿も見られた。大粒の雨が降る中、傘を畳み、帽子を脱いで深々と一礼し合掌する人や、2人で手を合わせる夫婦、さらに車で前を通り過ぎる際にわざわざ一旦停止し、運転席から手を合わせる近隣住民もいた。また、一輪の花を門の脇に置き、泣きながら手を合わせて別れを惜しむスーツ姿の男性ファンも見られるなど、深い悲しみに包まれた。





